バカいってる

これはエポックだ

ユートピア 

初めてアンジュルムを知ったのがいつかは覚えていない。

昔すぎて忘れたわけではない。

アンジュルムを好きになったのは本当に最近だ。

つまり決定的な瞬間を覚えていないのだ。

 

少女時代を好きになったのは覚えている。

2010年のMステスーパーライブでの「GENIE」を見たとき

 

f(x)を好きになったのは「Hot Summer」のMVをYou Tubeでたまたま見たとき

 

Red Velvetを好きになったのは、この2つの後輩グループであったことがきっかけで、決定打はイェリの加入のタイミング(むちゃくちゃ顔がタイプ)

 

宝塚を好きになったのは、2008年のスカーレットピンパーネルをDVDで見たとき

みりおん(実咲凛音、元宙組トップ娘役)を好きになったのは2011年の花組公演「カナリア」での最初のソロを見たとき

 

モーニング娘。を好きになったのは、松岡茉優がまゆまゆとして「One Two Three」をパフォーマンスしている動画を見たとき

 

でもアンジュルムだけはなんか覚えだせない。

「ミーハーでごめんね」さんのブログの記事が目に入っていたのがきっかけで、ライブの映像を見てわたしの中で気になる存在にはなったけど、なんかそれもあやふやだしそこから好きになるのも結構時間かかった。

気にはなってるけど、あと一歩なんか「好き」と断言するには弱い感じ。

「かみこが可愛い」

とか気になる存在はいたけど、最後までりなぷーとムロとの区別がつきにくかったし、ライブに参戦するまで曲をたくさん聞き込んだりとかもしてなかった。

 

そこから少しずつ少しずつ、ゆっくりゆっくり好きになってった。

蒼井優が好きなことを知ったら、蒼井優アンジュルムについて発言してる動画をチェックしたり、、(それまで蒼井優のことをあまり知らなかった)

タデ食う虫もLike itのシングルあたりから色々知識を得てきてアンジュルムには「アンジュルムらしさ」という独自のカラーがあることも知った。

そして最終的にライブで感じた。

「好き」

 

 

 

あやちょは、「自分でいること」、そして自分で考えてそしてその考えをもとに行動することを本当に大切にしているんだなぁとよく思っていた。

それがわたしにとって強く響いたし、惹かれた。

これから自分がこれから社会に出て行って、直面していなければいけないならないものに絶望を感じていたとき、和田彩花のいるアンジュルムはまるで砂漠の中に突然現れるユートピアのようだった。

 

アイドルは社会に渦巻いている矛盾した欲望や視線を直に受ける存在であると思う。

我慢するものも多いし、私たちが矛盾しているものから逃れて、変わる変わる社会の一部として生きることができるけれども、自分という棹を社会にさしていかないといけないアイドルはそうはいかない部分があると思う。

そして社会の視線を一度通して再構築される、自分から離れた「自分」に向き合っていかなければならない。

だから自分の意見をいうこと、そしてそれを実行するということは私たちには考えられない恐怖があるんだろうなと思う。

それでもあやちょはずっと自分らしくいること、自分の意見、意志を持つことをずっとアンジュルムの中で尊重できるように守っていたように見えた。

その守っていたものが、どこかユートピアのようなものに感じた。

 

ラストコンサートはチケットが手に入らなかったのでライブビューイングを見た。

言葉にしようとしてもできない、そんな不思議な空間だった。

一個一個思い出せるけど、なんか事実が流れていてそれに対して心は動いているんだけどだけどなんか言葉になると消えてしまう。

まだあの時の瞬間を言葉を当てはめようとしても、言葉の概念をあの瞬間に当てはめるものがなく、無理やり当てはめてしまうと嘘になって消えてしまう気がするから、私にはかけそうにない。

 

私の中のユートピアとして心に留めていて、やらなければいけないことをしっかりやって、ご飯食べて、早く寝て、自分の頭でしっかり考えて自分の人生を生きたい。

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これから、アンジュルムは今までと変わらず変化をしていく。

そして私も変化していきたい。

 

ありがとう、アンジュルム

 

あやちょ、卒業おめでとうございます。

 

2019.6.18 アンジュルム コンサートツアー2019春 ファイナル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生〜ある時生まれた愛の提唱〜in 日本武道館