バカいってる

これはエポックだ

TWICE再考

 

6月28日に日本デビューしたtwice。最近は他のk-popの検索をかけてもtwiceが出てくる出てくる。
いかに影響力があるかを物語っています。

MVは全部1億回を物凄いスピードで駆け抜けています。

音源は今でもランキングに居座り、音盤はknock knockは予約だけで30万枚超。通常男子が音盤が強く、女子が音源が強いというのが定説ですが、30万枚は男子でもEXO や防弾少年団ぐらいしか無理な数字です。ましてや、EXO と防弾少年団は音源が少し弱い。

そして多国籍。

向かう所敵なしやーんとツッコミとくなるモンスターグループです。

何故こんなに人を惹きつけるのか。(音盤は固定したファンが買います。それは一時の流行とは一線を画しています。)

私の敬愛するブログ様が、twiceの魅力は「正しさ」と仰っていました。

私は凄くそれに共感します。

自分の言葉でそのことを考えると心理的距離が近いんだと思うようになりました。

どこか近くに、私たちの近くにいる気がする。あんなに綺麗な人たちなのにおかしいですよね。ツゥイなんていねーよとおもうんですが....

なんか芸能人という感じがしないんです。等身大の同世代の女の子という気がします。

どういう点でそうさせているのか。

最近それをずっと考えていました。

そんな中で出した一つの考えは、気負いが見られないということです。私的にはsixteenの時の方が芸能人というかんじしました。それはデビューがかかっていており、ストレスとプレッシャーが重く彼女たちの上にかかっていたからです。他人ではどうしようもないプレッシャー。自分の力でしか乗り越えることが出来ないプレッシャーで、そして周りはみんなライバルです。

もちろん今でもプレッシャーは計り知れないでしょう。それは私たちには推し量ることができません。

しかし、今は周りに同じ境遇のメンバーがいる。
そしてお互いを慰め合い、励ましたりできる距離にいる。孤独と戦ってきた
日とは違うのです。

そういうリラックスした状態が日々のなかであることで、メンバーとの仲の良さにつながり、それが曲に合っているのではないかと思います。

特にTTは後ろのリズムもゆったり、衣装もゆったりです。どこか心地が良い感じがします。

何か癒されたい、頭を空っぽにしたいという時に何故か見たくなります。

そういう感覚が「正しさ」につながり、心理的距離の近さに繋がる気がします。

また、twiceのヒットで、k-popは日本の音楽シーンと似てきていると言う人達も増えています。

芸能は世相を写すように、それは、明らかに今の韓国の混乱具合が影響していると思います。

今まである程度経済の希望があった、と言うことはみんな成功したい、地位や富を手に入れたい。だから磨き抜かれた実力、容姿、たとえ不自然さを伴っても出来る人達を目指したロールモデルのような役割がありました。

しかし韓国も日本がバブル崩壊後の失われた20年でどんどん閉鎖的になった、そんな状態と同じになりつつあるのではないかと思います。

そうすると富や地位ではなく、日々の幸せを求め始めます。

ロールモデルではなく、日々の癒しを与えてくれる人達に心惹かれるのではないかと思います。

日本化ではなく経済や社会構造が似てきた結果だと思います。

とはいえ、もちろん日本とは違う国であり、国民ではあるので、その違いがどのように芸能グループに反映されるのか。

どう言う風になっていくのか、楽しく観察したいと思います。